錦帯橋アーチ設計に関する研究

2023.12.122024.02.15

　岩国市にある錦帯橋は、日本の歴史的な橋の一つで、世界的にも稀有な木造アーチ構造を持っています。錦帯橋の美しさは、四季折々に変わり、訪れる度に異なる美しさを楽しむことができます。
　錦帯橋のアーチ設計に関する研究によると、錦帯橋のアーチ部材は、アーチ上部から下部へ順に並ぶ5本のカテナリー（懸垂線）「多重カテナリー」と、その中央のカテナリーに、等間隔に直交する直線群で構成した、アーチ状の座標（アーチ座標）を基に配置されているとされています。

錦帯橋アーチ設計法全解明

■1錦帯橋創建（1673年）時の図面は残っていない。岩国市・岩国徴古館には、研究対象となる錦帯橋アーチ設計図が１５種(最古は1699年、最新は平成の架替) しかし、それらは全て異り、同じものはない。■2歴代の架替の棟梁は、錦帯橋アーチ発明者児玉九郎右衛門の設計原理を探ったと推察するが、その解明はできなかった。 ...

錦帯橋アーチ発明物語

これは、仮想現実だったかもしれない・・・。私は、世界に誇れる、美しい錦帯橋のアーチを発明した、児玉九郎右衛門(以下、児玉)さんに会って貴重な話を聞いたことがある。今年は、錦帯橋創建から350年になるので、児玉さんが、かつて話さ

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錦帯橋アーチ座標と部材配置

錦帯橋アーチ座標錦帯橋アーチ座標と部材配置

錦帯橋のイラスト

錦帯橋友好の石碑に刻まれた錦帯橋のイラストです。

錦帯橋の伝承から推察した図面

■この図面にカテナリーを重ねてみる

錦帯橋関連年表

1673年に創建された錦帯橋は世界的な文化遺産です。

錦帯橋の姿（平成の架け替えの記録）

錦帯橋（きんたいきょう）は、山口県岩国市の錦川に架橋された、5連の木造アーチ橋です。平成の架け替えは平成13年から平成16年にかけて架橋されました。

虹の架橋錦帯橋

虹の架橋錦帯橋安心の形『テスリックス』岩国錦帯橋

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カテナリーによる錦帯橋の設計原理

■最新の論文■■錦帯橋の主たるアーチ構造は桁という角材を鼻梁・後梁両懸垂線（カテナリー）に沿って図のように繰り返し、南京玉すだれ状に配置します。そのとき、重なった部分は削ってテーパとし、隙間は楔（くさび）として詰めて完成します。■もちろんそれだけでは、バラバラになりますから、ダボでずれ止めをし、巻金...

錦帯橋ライトアップ

錦帯橋のライトアップ

錦帯橋のアーチ形状に関する基礎的研究松塚展門　日本建築学会発表　カテナリー　

錦帯橋のアーチはカテナリー座標の基に部材が配置され、この美しい姿が設計されています。これは世界に例がありません。これこそが世界文化遺産遺産に推挙されるべき重要なポイントです。

錦帯橋における技術の発明と伝承

1673年に突如として山口県岩国市に誕生した錦帯橋は336年にわたり岩国人が守り抜いてきた名橋である。

錦帯橋と世界遺産

錦帯橋の形　　カテナリー

錦帯橋.com 1673年に創建された錦帯橋は世界的な文化遺産です。

1673年に創建された錦帯橋は世界的な文化遺産です。

350年の錦帯橋はSDGｓの象徴

笑(え)守(す)出(で)路(じ)叢(ず)現在の世界的な潮流であるSDGs（Sustainable Development Goals）を発音を合わせ、意味が伝わる漢字で表現できないかと思案していたとき『笑守出路叢』が天から降ってきました。

錦帯橋再発見

木と石と鉄の芸術 ■錦帯橋再発見■ 岩国万葉からのメッセージ周防在　磐國山乎　将超日者手向好為与　荒其道周防なる磐国山を越えむ日は手向けよくせよ荒きその道「荒」の訓み方には、「あらき」と連体形に訓む説と、「あらし」と終止形に

宇野千代さんも自慢の錦帯橋

宇野千代さん直筆のお手紙です。わが故郷岩国の錦帯橋は私にとりまして、日本中に自慢しても自慢しきれないほどの大切な橋でございます。