岩国市にある錦帯橋は、日本の歴史的な橋の一つで、世界的にも稀有な木造アーチ構造を持っています。錦帯橋の美しさは、四季折々に変わり、訪れる度に異なる美しさを楽しむことができます。
 錦帯橋のアーチ設計に関する研究によると、錦帯橋のアーチ部材は、アーチ上部から下部へ順に並ぶ5本のカテナリー(懸垂線)「多重カテナリー」と、その中央のカテナリーに、等間隔に直交する直線群で構成した、アーチ状の座標(アーチ座標)を基に配置されているとされています。